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ハーレー 中古

サンデーメカニックの落とし穴


そうそう、言い忘れていた事があります。
今までの経験でサンデーメカニックでイジって非常に楽しいHarley Lifeなのですが、
自分で整備していて、頻繁にやってしまい、尚且つ後で非常にやってしまう厄介なトラブルを
ご紹介します。

1.ミッションオイルのドレンボルトの締め過ぎ

これは本当にすぐにやってしまいます。
ミッションオイル交換時に最後にドレンボルトをしめるのですが、力一杯締めてしまうと、

「ヌルッ =3」

という感触が来た時点で「アウト!!」

もう後には戻れませんよ(汗)

これはアルミで出来たミッションケースのため
力任せで締めてしまうと、「えらいこっちゃ↓」になってしまいます。
現行モデルでも同じです。

規定トルクもあるのですが、トルクレンチなど高価なもので、ご自宅で整備するのには必要ないと思います。
それより、丁寧に慎重に締めてください。
手で閉めて行き、グッグッ! と来たらOKです。
これでは判らんかな!?

これはショベルのミッションの裏側です。
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対処方法
ミッションンケースを降ろして、リコイル(ヘリサート)を入れるか?
特殊な方法で修理しなければ行けません。
ショップによっても費用はマチマチでしょうが、かなり費用が掛かります。
ミッションケースは完全にバラさなければいけません。

2.プラブホールの締め過ぎ

これも頻繁にやってしまうトラブルです。
プラグ交換の際に同じように力任せで、目一杯締めると

「ヌルッ =3」

という感触が来た時点で完全に「アウト!!」

これもミッションと同じく、アルミケースで出来ている為に起こってしまいます。
アルミはとても柔らかいんです。
特に1979年までの1200ccのショベルとパンヘッドの肉厚が非常に薄いので要注意です。

この対処方法もヘッドを降ろして、リコイルを入れるか?
酷い場合は、これもまた特殊な方法で修理しなければならず、費用もかなり掛かります。
最悪はヘッド交換となってしまいます。

簡単な作業だけに、ここ一番は慎重にプラグを締めてください。

慣れてしまえば、何の問題もない作業です。
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3.ユーザー車検の落とし穴

自分で車検を受けに行くユーザー車検

その一
これも安く上がって非常に良いのですが、一番危ないのが、ホイルのグリス切れです。
前後ホイルのアクスルシャフト(ホイルと車体を繋いでいるシャフト)とホイルの中にあるベアリングのグリスが切れて、異常なまでに熱を帯びてしまい、最終的にはタイヤがロックしてしまい非常に危険です。
転倒してもおかしくありません。

ご自分でも特殊工具を購入して出来ない事のない作業ですが、
プロショップで2年に一度は見てもらった方が安全、安心です。
今まで鼓動館でも数件、このトラブルがありました。
いずれもEVOで購入されてから毎回ユーザー車検で一切、整備されていませんでした。
結論、リアのタイヤとアクスルシャフトが焼きついていおり、外すのも一苦労で、ホイルもすべて交換になってしまいます。本当に事故になる可能性の高いトラブルです。

たまたま、今、鼓動館ピットで車検整備をしていました。
上記の作業中のホイル
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この車両のベアリングがダメになっていたので、新品のベアリングに交換します。
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その二
前後ブレーキオイル切れ、及び劣化

これもよくやってしまうトラブルです。
経年劣化でドロドロになったブレーキオイルをそのまま使用していると、ブレーキホース内部が動脈硬化のように、オイルが流れにくくなってしまいます。
これも綺麗にホースを清掃してから、新品のブレーキオイルを入れるとブレーキのタッチが全然変わってしまいます。
最悪の場合は、オイル切れを起こして、全くブレーキが効かなくなってしまいます。

その三
スイングアームのグリス切れ

これもよくやってしまうポイントです。
アメリカから入ってきた車両にはキッチリ入っている車両が多いですが、私は昔ショベルのスイングアームのグリスが切れていて、ベアリング交換した経験があります。

アメリカでは鼓動館スタッフのスコットたちは、いつもここ一番、上記のポイントは押さえています。
アメリカには車検制度がなく、自己責任だから自分の大切なHarley-Davidsonをキッチリと管理する習慣があるようです。日本では車検制度があり、どうしても任せっきりになりがち。
定期的にはプロショップでキッチリと整備してから車検というのが望ましいです。

でもHarley-Davidsonはそもそも自由な乗り物です。
自分で整備するポイントだけ押さえれば、自分のバイクを自分で触れると1/1のプラモデルを作っているように楽しいものです。より一層Harley-Davidsonとの付き合いと「絆」が深まりますよ。
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